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2015年11月30日
東レ株式会社
スポーツ・カジュアルウェア向け快適ストレッチテキスタイルの統合ブランド
Primeflex®(プライムフレックス)の展開について
~2017年春夏シーズン向けに新たに
バイメタル構造のナイロン糸を使用した素材を開発~

 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣)はこの度、スポーツ及びカジュアルウェア向けにソフトなストレッチで快適な着心地を特長とするテキスタイルの統合ブランドを、Primeflex®(プライムフレックス)と設定しました。  これまで当社は、バイメタル構造のポリエステル系3GT繊維を使用したソフトなストレッチ性を持つテキスタイルとして、FITTY®(フィッティー)やFEEL FIT®(フィールフィット)、FREACTION®(フレクション)といった素材を展開してきました。今回は、素材の持つ機能性をキーワードとし、お客様の想定する用途や使用シーンに合わせた最適な素材を提供できる体制づくりを目的とする統合ブランドの導入です。  当社はこの統合ブランドPrimeflex®を、2017年春夏シーズン向けからグローバルに展開してまいります。  この新しいブランド体系のもと、2017年春夏シーズンから新たに販売を開始する素材は、性質の異なる2種類のナイロンポリマーを貼り合わせたバイメタル構造の原糸を使用した、新感覚快適ストレッチナイロンテキスタイルです。  また、今回の新素材は、ナイロンポリマーの一部に植物由来の原料を使用していることから、環境配慮型素材としての特長を備えています。加えて、防水透湿などの高次加工により多様な商品展開が可能なことから、当社はこの素材を 幅広いお客様に訴求してまいります。  この新素材の販売目標は、2016年度に10万m、3年後の2018年度には200万mへの拡大を目指します。

<バイメタル構造のナイロン糸の断面>

<バイメタル構造のナイロン糸の断面>

 これまでのナイロンストレッチ素材は、ポリウレタン弾性繊維を配合したタイトなフィット感を持つものや、捲縮加工糸を使用したソフトなフィット感を持つものが一般的でした。  しかし、ポリウレタン弾性繊維を使用したものは、伸縮性には優れているものの、フィット感が強すぎる場合があります。一方、捲縮加工糸を使用した場合は、テキスタイルの加工段階で原糸を捲縮した状態に保つことが難しいため、十分なストレッチ性が得られない場合がありました。  今回の新素材に使用しているナイロン原糸は、性質の異なる2種類のナイロンポリマーを糸にする複合製糸技術と、性質の異なる成分の特徴を活かす加工技術を適用しています。さらに、テキスタイル化の際には、ストレッチ性を最大限発揮する緻密な設計技術と加工技術を用いました。このことで、ポリウレタン弾性繊維を用いた場合よりもソフトな伸縮でありながら、当社の従来の捲縮加工糸を用いた場合よりもストレッチ性を約5割高めることに成功しました。  このように、独特のストレッチ性によるしなやかな体への追従性を活かして、春夏シーズン向けのカットソーやボトムをはじめ、秋冬シーズン向けには、中綿・ダウンアイテムやウインドブレーカー、ミドラーアイテムなど、アウトドア向けを中心としたスポーツからカジュアルまで幅広く展開していきます。  東レは、「素材には社会を根本的に変える力がある」との考えの下、長期的な視点に立った研究・開発を進めて参りました。今回の新素材の開発は、長年にわたるポリマー設計技術と繊維の高次加工技術を融合させることにより生まれたものです。今後も、先端素材の研究開発を進めることで、よりよい社会の実現に貢献していきます。  Primeflex®ブランド及び新たに開発したナイロン素材の詳細は以下の通りです。

Ⅰ.Primeflex®(プライムフレックス)について
1.定 義バイメタル構造の原糸から発現するソフトなストレッチ性を特長とするテキスタイル
2.展開時期2017年の春夏シーズン向けから
Ⅱ.新たに開発したナイロン素材について
1.商品特長(1)しなやかで体にフィットする高いストレッチ性
(2)植物由来成分を原料の一部に使用した環境配慮型素材
(3)多様な商品展開(防水透湿などの高次加工)
2.技術概要(1)植物由来原料ナイロンポリマーとの複合製糸技術の適用
(2)バイメタル構造によるストレッチ特性の向上
(3)加工糸設計技術、布帛加工技術によるストレッチ特性の最大化
3.特許出願関連特許含め 4件出願済み
4.発売時期2017年春夏シーズンより販売開始
5.販売計画2016年度 10万m
2018年度 200万m
以 上
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