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2021年5月17日
東レ株式会社
ギニア共和国における感染対策衣普及促進事業の実施と
同国の感染症対策強化への支援について

 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣、以下「東レ」)は、この度、独立行政法人 国際協力機構(JICA、ジャイカ)と2019年度より実施してきた「ギニア国 感染対策衣普及促進事業」を2021年1月に完了し、同国の感染症対策強化への支援に対してギニア共和国保健省国家公衆衛生安全保障庁より謝意をいただきました。  東レは、2015年より同国にてLIVMOA®(リブモア®)5000感染対策タイプ(以下、「LIVMOA®感染対策タイプ」)の実証試験を実施し、2017年には同国保健省の要請に応じてLIVMOA®感染対策タイプ1万着の寄贈を行うなど、緊密な連携を続けてまいりました。本事業は、これらに続く国際協力事業としてJICAより「開発途上国の社会・経済開発のための民間技術普及促進事業」の採択を受け、同機構の協力を得て実現したものです。  ギニア共和国では、2016年のエボラウイルス病アウトブレイク制圧以降も小規模な再発があり、他にもマラリア、麻しん、黄熱病、髄膜炎、ラッサ熱等が継続発生しています。2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大防止対策も加わり、医療・保健従事者に対する業務上の安全性向上と業務負担軽減が急務となっています。  東レは本事業を通じ、同国において、安全性と快適性を高いレベルで両立したLIVMOA®感染対策タイプを提供し、医療従事者等を対象に感染リスク管理に関する講義と感染対策衣の着脱訓練を実施することで、同国の感染症対応能力強化に貢献するとともに、その普及・適正利用を促進しました。

集合研修(講義)の様子

集合研修(講義)の様子

LIVMOA®感染対策タイプを使った着脱訓練

LIVMOA®感染対策タイプを使った着脱訓練

 LIVMOA®感染対策タイプは、東レの繊維およびフィルムの先端技術を融合して創出した、血液バリア性・ウイルスバリア性ともに最高レベルのクラス6※1の感染対策衣です。また、生地に透湿性を有するため、同クラスの従来製品と比較して衣服内温度・湿度の上昇を抑制し、着用者の熱ストレスを軽減することが期待できます。さらには、独自デザインによる脱衣手順の簡素化、生地の衣擦れノイズ低減などの特徴を有しています。今後、国際機関や国内政府機関を通じたギニア共和国支援要請についても積極的に対応してまいります。
 東レは、中期経営課題“プロジェクト AP-G 2022”において、医療の充実と健康長寿、公衆衛生の普及促進に貢献するライフイノベーション事業の拡大を推進しています。今後もLIVMOA®事業の拡大を通じ、アフリカ地域をはじめとする途上国の感染対策強化、医療従事者の安全性向上、身体的負担軽減およびそれらを通じたよりよい保健医療サービスの質向上に貢献してまいります。

※1 EU型式試験証明書(CEマーキング)取得済み

謝意をいただいたギニア政府
保健省と日本側専門家の方々
<事業詳細について>
1.事 業 名
ギニア国 感染対策衣普及促進事業
2.実施期間
2019年9月~2021年1月
3.協力機関
独立行政法人 国際協力機構(JICA)
ギニア政府保健省 国家公衆衛生安全保障庁(ANSS)
4.参加機関
病院、診療所、クリニック等の医療機関、診断・検査機関、感染症対策
保健センター、防疫対策機関 等の合計23機関
5.活動概要
: 日本の専門家による感染リスク管理に関する講義とLIVMOA®感染対策
タイプ活用による着脱訓練
6.活動詳細
トレーナーを養成する集合研修
2020年2月に首都コナクリの主要な医療機関と近隣州の感染症対策保健センター等の23機関から70名余りの代表者を集め、2日間の日程で開催しました。日本の公衆衛生、感染症の専門家からの感染リスク管理に関する講義とグループディスカッションおよび受講者がLIVMOA®感染対策タイプを使った着脱訓練を行い、感染対策衣の適切な着脱技能を習得しました。

受講者に授与した修了証
トレーナーが主導する個別研修
集合研修の受講者が主体となりそれぞれの所属機関で実施し、各現場の医師や看護師、施設管理スタッフ等に感染症対策の基礎知識とLIVMOA®感染対策タイプの適切な着脱技能を拡大・浸透させました。これら普及促進活動全体を通じて300名以上の同国保健医療従事者が、感染症対策の知識とLIVMOA®感染対策タイプの適切な着脱技能を身につけ、同国の感染症対応能力のレベルアップと、感染対策衣の普及・適正利用の促進に貢献しました。
以 上
【製品詳細サイト】 LIVMOA®ホームページ www.livmoa.toray