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2017年3月27日
独SAP と米セールスフォース・ドットコムに見る
海外有力ソフト企業のイノベーション
チーフアナリスト
永井 知美

・イノベーションは、技術革新ととらえられることが多いが、本来の意味は、経済活動において生産手段や資源、労働力などを従来とは異なる方法で結び付け、価値を生み出すことである。本稿では、イノベーションの成功事例として海外有力ソフト企業の独SAPと米セールスフォース・ドットコムを取り上げる。 ・SAPは統合基幹業務システムで大成功を収めた。クラウドの波に乗り遅れ、一時、沈滞ムードが漂ったが、カリスマ創業者の指揮のもと画期的新技術でデータベースソフトに参入、イノベーションのジレンマを乗り越えた。 ・発想の転換で、創業20年弱で大手ソフト企業に急成長したのがセールスフォースである。企業向けソフトを「ネット経由で提供し、使った分だけ課金する」ビジネスモデルを構築した。販売方法を変えて成功した例と言える。 ・両社に共通するのは、①優れたリーダーの存在、②顧客志向の高さ、③成功に安住せず常に「次」を模索していること、である。

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PDF : TBR産業経済の論点 No.17-03(619K)