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2014年11月20日
今なぜ異業種コラボレーションなのか - 高まるイノベーション創出効果への期待 -
チーフエコノミスト
増田 貴司

・最近、異業種とのコラボレーション(協働)によって新たな価値の創出を図る企業の動きが活発化している。 ・コラボレーションが増加した背景には、①コモディティ化の速度が速まったため、製造業企業は「モノからコトへ」の発想転換が必要になったこと、②「つながる経済」化が進み、異業種間競争が頻発する時代になったこと、という2つの潮流がある。 ・自社単独の力ではイノベーションを実現できない場合が増え、コラボレーションによるイノベーション創出が企業に必須の技能になりつつある。 ・歴史をひもとけば、異なる業種・分野の知識の導入、応用によって革新が生まれたケースが数多く見られる。 ・異業種とのコラボレーションによってイノベーションが生まれやすい理由の一つは、業界の常識や慣行にとらわれず、自社のビジネスを広い視野から俯瞰して捉え、自社がいる階層の上位の階層まで意識することができるようになる点が挙げられる。 ・異業種間のコラボレーションには、「業界の常識は他業界の非常識」というギャップを埋める形で新結合が生まれ、イノベーションにつながるというメリットがある。

【キーワード】

コラボレーション、コモディティ化の罠、モノからコトへ、つながる経済、異業種間競争、高度製造業、異業種コラボレーション、医工連携

PDF : TBR産業経済の論点 No.14-07(362KB)