close

2015年11月2日
コネクテッドカー

自動車と IT の融合「つながるクルマ」

高速無線ブロードバンドで常時インターネットに接続され、OS(基本ソフト)やアプリ でさまざまなサービスの提供を受けられる自動車を指します。運行場所、運行時間、天候、 渋滞状況などの周辺情報や、運転者の行動記録や予定などの個人情報を収集・分析するこ とで、危険を感知して自動的にブレーキを掛けるなど運転効率や安全性を高めたり、イン ターネット経由で音楽やメールを車内で使えるなど快適な車内空間を提供することを目的 としています。 民間調査会社の予測では、コネクテッドカーの世界市場は 2025 年には 6,547 万台まで拡 大する見通しであり、米国の自動車メーカーや IT 企業が先導して急速に開発が進められて います。米 IT 大手では車載用 OS としてアップルが「Car Play」、グーグルが「Android Auto」 をそれぞれ開発しており、日系自動車メーカーを含めさまざまな業種の企業が開発に参画 しています。 コネクテッドカーの時代になれば、自動車は単体としての乗り物ではなく、OS やアプリ によって付加価値が生まれる「走るスマホ」とも呼べるような情報端末になります。こう なれば、収益構造は変化し、自動車分野でも IT 企業の支配力が強くなり、既存の自動車メ ーカーの競争力が低下する可能性があります。日系自動車メーカーにおいても独自の技術 開発が進められていますが、激化する異業種間競争を生き残るには、業界を超えた連携に より、産業構造の変化に適合したビジネスモデルの構築や仕組みづくりを進めることが課 題と言えるでしょう。

PDF : 詳細(372KB)