close

2018年12月21日
中国・深圳レポート
- 世界の工場からイノベーション都市への転換を目指す深圳 -
チーフアナリスト
永井 知美

・広東省深圳市は、中国で最初の経済特区のひとつで、長らく「世界の工場・中国」の象徴的存在だった。人件費高騰に伴い下請け量産基地としての魅力は低下しているが、時代の変化に応じてハイテク化、イノベーション都市化を進めた結果、新サービス、新製品が街にあふれる「実験都市」の様相を呈している。 ・深圳出身の世界的企業も誕生している。代表例としては通信機器メーカーであり、世界第2位のスマートフォン・ベンダーの華為技術(ファーウェイ)、民間用ドローンで世界シェア約7割を占める大疆創業(DJI)、中国最大のSNS「WeChat」を展開するテンセントがある。本稿では、ファーウェイに注目し、世界有数の通信機器メーカーとなった背景を探る。 ・人口3万人の漁村から、経済特区に指定されわずか40年弱で中国4大都市の一角に収まった深圳。なぜ深圳は人件費高騰を克服して高成長を遂げ、次々にイノベーションを生み出しているのか、「5G、AI」等、先端分野に軸足を移している深圳の課題は何か、深圳の動向から日本企業が読み取れるものは何かを考えたい。

【キーワード】

中国、深圳、世界の工場、ファーウェイ、テンセント、5G、AI、鴻海精密工業、スマホ決済、無人コンビニ、アリババ、フーマ、自動運転、QRコード、顔認証、WeChatペイ、アリペイ、ニューリテール、起業家精神、人件費高騰、製造業、香港、ハードウェアのエコシステム、華強北、普通話、スマートシティ、ソフトウェア産業基地、ユニコーン企業、BAT、GAFA、ZTE、国際特許出願件数、スマートフォン出荷台数

PDF : TBR産業経済の論点 No.18-10(1.73MB)