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2006年12月27日
企業の境界を越えてイノベーションを起こせ
―産学官連携で次世代の小型風力発電機を開発したベンチャーの事例に学ぶ―
チーフエコノミスト
増田 貴司

・企業が他の企業や大学と連携して共同開発に取り組む動きが活発化している。 ・本稿では、第1節で企業が外部との共同開発を行う背景や意義について理論的な整理を行った後、第2節ではベンチャー企業(ゼファー株式会社)が産学官連携で超軽量次世代小型風力発電機の開発に成功した事例を紹介する。第3節では、同事例の分析を踏まえ、企業連携による共同開発のポイントについて考察する。 ・技術の高度化や競争激化に伴う開発のスピードアップ要請に伴い、企業にとって外部の知識や技術などの資源を取り込みつつ、イノベーションをより早く実現することが重要な課題となっている。 ・ベンチャー企業が各界各分野で強みをもつパートナーを集めて共同開発体制を築き上げ成果をあげた事例として、本稿で取り上げるゼファーのケースから学ぶべき点は多い。 ・企業連携成功のためには、オーケストラの名指揮者のような役割を果たす有能なプロジェクトリーダーの存在が必要不可欠であることを、本ケースは教えてくれる。

【キーワード】

企業連携、産学官連携、企業の境界、共同開発、オープンイノベーション、ブレイクスルー、ビジョンと目標の共有、プロジェクトリーダー

PDF : TBR産業経済の論点 No.06-15(646KB)