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2014年9月1日
中小企業におけるグローバル人材への赴任前研修の重要性(後編)
―厚生労働省受託事業 日本の「雇用をつくる」人材の確保・育成手法の開発に向けての調査・研究事業を通して―
コンサルタント
永池 明日香

【要点(Point)】
(1)インタビュー調査から抽出された、グローバル人材に必要な能力要件は、「高い専門性(高い知識、スキル)」「コミュニケーション力、異文化理解力」「マネジメント力、経営能力」「タフネスさ、忍耐力」「積極性、チャレンジ性」の五つである。
(2)本事業から企業はグローバル人材育成に際し、その実態に即して、海外出張を通したOJT研修、英語力習得の支援、海外研修制度の実施などを行っていることがわかった。
(3)海外において、企業が期待する役割を果たす人材の育成には、何らかの研修をさせることは重要である。特に、アンケート調査の結果から「英語」「対外交渉力・プレゼンテーション力」「異文化理解力」に係る研修が、効果を持つ可能性があるといえる。
(4)グローバル人材の確保・育成においては、人材確保・育成のメカニズムをうまく回していくことが肝要である。
(5)中小企業の海外事業展開は、国内の雇用を大きく創出するとは言い切れないが、業績にプラスの効果をもたらすことにより企業規模に応じた新卒採用や中途採用を介して、間接的に雇用を創出していく可能性があると考えられる。

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