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2018年6月19日
IoT、人工知能、次世代自動車の実用化進展で活況を呈したCES 2018
― 電機、IT、自動車メーカーが新市場を狙い大混戦 ―
チーフアナリスト
永井 知美

・2018年1月に筆者が訪れた世界最大の家電見本市・米CESは、活況を呈していた。IoT、人工知能(AI)、ロボット、自動運転・次世代自動車が単なるコンセプトから実用段階へ入り、新市場を形成しつつあることが要因である。 ・IoT、人工知能(AI)、ロボット、自動運転・次世代自動車は、①電機、自動車といった単一業界の技術だけでは製品が完成しないこと、②高成長が見込まれる数少ない分野であることから電機メーカー、IT企業、自動車メーカーが互いの市場を侵食し合う混戦模様となっている。 ・IoTは、どの企業、あるいは陣営が規格の主導権を握るのかが注目されている。独自規格が乱立しては絵に描いた餅に終わる恐れもあるが、少なくとも家電、車載機器では、アマゾン、グーグルの「音声認識」を使うという手法で実用化が進んでいる。 ・本稿ではサムスン電子、LGエレクトロニクス、パナソニック、ソニー、日産自動車、米国有力半導体企業、中国電機メーカーの展示を中心に見ていきたい。やや存在感が低下している日本企業が再び輝きを取り戻せるかどうかは、主導権争いが続く今後数年をどう乗り切るかにかかっているだろう。

【キーワード】

サービス事業化、サービス価値化、使用価値・経験価値、モノからコトへ、コモディティ化克服策、IoT、第4次産業革命、インダストリー4.0、スマートサービス、サービス・ソリューション展開

PDF : TBR産業経済の論点 No.18-04(849K)