close

2010年4月1日
上級MOT 短期集中研修「戦略的技術マネジメント研修」について(第17回)
「特別講演」リチウムイオン二次電池開発者が語る
「リチウムイオン二次電池の開発事例に学ぶ技術・事業開発とリーダーシップ
シニアリサーチフェロー MOTチーフディレクター
宮木 宏尚

【要点(Point)】
(1)リチウムイオン二次電池の開発には15 年を要した。基礎研究、開発研究、応用研究の過程を着実に進める上では、これはごく普通のことである。
(2)基礎研究から開発研究にステップアップする際には、致命的な問題がないことを早期に確認しておくことが必要である。
(3)自社と馴染みの薄い事業開発を行う場合は、自社での単独事業、あるいはライセンス事業など試み、最終的に勝ち越せれば良い。素材から最終製品まで自社で作ってみることは、技術、事業の面で大変役に立つ。
(4)マーケットの未来を正確に読むことはできない。しかし世の中の変革の予兆は必ず発信されている。これを感じられるかどうかで大きく変わる。本当のニーズは、自らで仕掛けて積極的に取りに行かないとつかめない。
(5)「悪魔のサイクル」の中で競争優位を保つためには、あたりまえのようだが継続的に差別化技術を開発し、その技術を権利化しておくことが重要である。

PDF : 詳細(PDF:1,274KB)