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2015年12月1日
CCS(二酸化炭素隔離貯留技術)

持続可能なエネルギーシステム実現へ向けての橋渡し役

 CCS とは Carbon dioxide Capture and Storage の略で、二酸化炭素隔離貯留技術のこと です。  火力発電所や製鉄所からは、高濃度の二酸化炭素を含む排ガスが大量に排出されており、 地球温暖化の一因と見られています。CCS はこうした施設の排ガスから二酸化炭素を回収し、 地中や海洋に貯留する技術です。ノルウェーの北海ガス田における CCS 実用化プロジェク ト等、世界各地で実用化プロジェクト、実証プロジェクトが始まっています。  回収技術には、固体吸着剤に吸着させる物理吸着法、吸収液に溶解させる化学吸収法、 二酸化炭素だけが透過する膜で分離する膜分離法等があります。 ただ、CCS 技術は、大気中の二酸化炭素濃度の増加抑制には有用ですが、地球温暖化対策 の切り札にはなり得ません。貯留量に限界があること、貯留した二酸化炭素が漏れる恐れ があること、CCS 設備稼働そのものにかなりのエネルギーが必要なためです。  地球温暖化の最終的な対策は、省エネや再生可能エネルギーの活用によってなるべく二 酸化炭素を出さないようにすること、再生可能エネルギー等を組み込んだ持続可能な新し いエネルギーシステムを構築することといえるでしょう。

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