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2016年1月11日
リージョナルジェット

半世紀ぶりの国産旅客機参入へ

リージョナルジェットとは、座席数 50~100 程度、航続距離 2,000~3,000 ㎞の小型ジェ ット旅客機のことです。大型、中型のジェット機よりも低燃費・低騒音で、離着陸に必要 な滑走路も短いのが特徴です。リージョナルとは、地域の(regional)という意味の形容詞 です。 1990 年代以降、航空機市場では、大都市を結ぶ航路では米ボーイングや仏エアバスの大 型機が使われる一方、地域間航路では高効率の小型機へのニーズが高まってきました。リ ージョナルジェットの市場拡大が予想されています。 現在、リージョナルジェット市場にはカナダのボンバルディアとブラジルのエンブラル の 2 大メーカーが存在します。市場拡大を見越してロシアや中国のメーカーも参入、競争 が激化しています。 日本の航空機産業は、第二次世界大戦の敗戦以来不遇をかこっていましたが、リージョ ナルジェット市場の拡大を好機と見た経済産業省が、2002 年に「環境適応型高性能小型航 空機」の開発案を提示、これに三菱重工業(2008 年から子会社の三菱航空機)が応じる形 で三菱リージョナルジェット(MRJ)を開発してきました。国産旅客機としては、1965 年 の YS-11 以来の再参入です。15 年 9 月時点で受注数 407 機(うち確定 223 機)。日本の航 空機産業の再生なるか、18 年半ばに予定されている量産初号機納入に注目が集まっていま す。

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