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2006年11月1日
モノの販売からサービスの提供に力点を移したビジネスモデルの出現 
-環境と経済の両立を目指す新たな環境ビジネスとは(3)
シニアエコノミスト
福田 佳之

・第3回(最終回)の本号は、サービス提供型モデル(グリーン・サービサイジング事業)の動向と成功条件をまとめる。海外においても、同モデルは関心が持たれており、例えば塗料などの化学物質管理と経済性を両立させるCMS(Chemical Management Services)や会員間で自動車を融通しあうカーシェアリングが有名である。 ・サービス提供型モデルはサービスの継続供給により顧客との結びつきを強めやすく、またカスタマイズが容易である反面、サービスの特性(一過性、無形性、認識困難性)に起因する困難を抱える。また、機能を提供する設備や道具としての「商品」をどのように管理するかという問題もある。 ・サービス提供型モデルは、「商品」を設備や道具として使用するために、その品質の良さや耐久性が問われることとなり、そこに日本のものづくり企業の得意技を活かす余地がある。ものづくり企業は同モデルを自らの事業に応用できないかどうか検討するべきだ。

【キーワード】

「あかり安心サービス®」、「環境デリバリーパック®」、バリューチェーン、コモディティ、サービス提供型モデル、CMS、カーシェアリング、PSS、サービスの特性、株式会社ダスキン、日本カルミック株式会社、ものづくり

PDF : TBR産業経済の論点 No.06-13(602KB)