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2018年10月19日
PREP、傾聴、コミュニケーション
部長(三島研修部)
宗石 譲

 私は単身赴任をしています。週末、自宅に帰った際、腰を下ろした途端に妻から声が飛んでくることがあります。「月曜日に〇〇があって、私が△△したら……、」などなど、いろいろなことを聞かされる× 聞かせて頂く?聞くことになります。    研修の中で学んでいるコミュニケーションのスキルとして、“PREP 法”というものがあります。短時間でポイントを論理的に伝えるためのスキルで、結論から徐々に具体的に伝え、最後に再度結論で締める、というものです。すなわち、1.P:Point(結論)-最初に、自分の言いたい結論を述べ、2.R:Reason(理由)-次に結論の理由を述べる。続いて3.E:Example(具体例)̶具体例や実例を挙げて詳細に説明し、最後に4.P:Point(要約・むすび)-もう一度結論を繰り返してまとめる。というもので、ビジネスでの報告・説明の際に使う基本スキルです。    さて、妻の話が始まりました。が順番に話していくのでなかなか最後までたどり着きません。疲れていることもあって、ここでつい仕事で報告を受ける時のように「で? 結局どうなったの?」などと聞いてしまい、「しまった!言ってしまった」と思ってももう遅い。「どうせあなたは私の話なんて聴く気がないんだから」と気まずい雰囲気になってしまいます。  おそらく、妻は私から指示やアドバイスが欲しかったのではなく、私が不在中に起きた出来事について共有したかった、あるいは自分がいかに大変であったかを理解して欲しかった、のだと思います。  もう一つ、研修で学んでいるスキルに“傾聴”があります。その傾聴の仕方の中に「相づちを打つ」というものがありますが、先程の妻の話を聞く際、「そう、それで?」とたとえ相づちを打っていたとしても、つい、新聞を広げてしまう、テレビのスイッチを入れてしまう、などをすると、やはり同じ状況になってしまいます。形では聞いていても本気で聴いていない、ということがすぐに分かってしまうのでしょう。  最近、コミュニケーションのあり方に起因するのではないかと思われる問題がいろいろと起きています。職場であっても家庭であっても、言うまでもなく、重要なのはコミュニケーションのスキル・形ではなく、基本的な姿勢・態度なのだと思います。相手の話をしっかり聴く。表面的ではなく、本音や心の奥にある気持ちを真剣に聴こうとするコミュニケーション! 是非、これを心掛けたいものです。そのためには少しの我慢も大事。ん、これは、スキル? 態度?