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2021年10月11日
【今月のピックアップちゃーと】No,21-07
CO2 排出抑制に影響する鉄道の電化はこの30 年進展せず
~ただし、「電車化」による脱炭素化への取り組みは進展へ~
部長(産業経済調査部)
 チーフエコノミスト
福田 佳之

■2020年10月、菅前首相の2050年カーボンニュートラル目標宣言を受けて、日本の輸送産業も目標達成に向けて動く必要がある。自動車は言うまでもなく、航空機、船舶、そして鉄道も脱炭素化への取り組みが必要である。

■これまで日本の鉄道産業は気動車(ディーゼル列車)の代わりに電車を走らせる、つまり電化を進めてきた。1965年の電化キロ1万km超、電化率37%から1990年には1万4,790km、電化率59%まで増加させてきた。しかし、その後はほとんど横ばいで推移している。日本の地方では依然としてディーゼル列車がメインであり、地方の足を支えてきた。

■ただし、ディーゼル列車といっても、軽油を燃料として発電した電気、もしくは蓄電池の電気によってモーターを駆動するハイブリッド気動車が投入されるなど、いわゆる「電車化」が進んでいる。また燃料電池電車も開発されている。こうした取り組みで、鉄道も電化はさておき「電車化」による脱炭素化が進むものと思われる。
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PDF : 今月のピックアップちゃーと No.21-07(343KB)