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2008年4月1日
経営センサー4月号 2008 No.101

■経済・産業

日韓台中の電機メーカーの競争力と今後の課題

久留米大学大学院ビジネス研究科 教授 元九州大学大学院 教授 永池 克明

東アジアにおける主要電機メーカーをブランド戦略別にみると、日本メーカーと韓国メーカーは自社ブランド戦略を志向し、台湾メーカーはOEM戦略が多く、中国メーカーは自社ブランド型とOEM型メーカーが並立した形となっている。 本稿では、中でも自社ブランドにこだわり、それを地道に実行してきた韓国、台湾、中国の代表的な電機メーカーを取り上げ、その発展過程を追い、その実力と今後の課題について述べるとともに、日本メーカーが現在、選択と集中の徹底によって業界再編を行い、いくつかの企業グループに収斂され、復活しつつあることを論じる。

景気観測:どうなる2008年度の日本経済 -押さえておきたい10のポイント-

増田 貴司 産業経済調査部長 チーフエコノミスト

■ このところ、米国を中心に世界経済の下振れ懸念が強まり、日本の景気にも陰りが見えてきました。本稿では、2008年度の日本経済を見通す上で押さえておくべきポイントを10項目のQ & A形式でまとめてみました。 ■ 取り上げた10の質問内容は次のとおりです。 (1)日本の「戦後最長の景気回復期」は今も続いているのですか? (2)景気は拡大しているのに、人々にその実感がないのはなぜですか? (3)企業と家計の両輪が揃った景気拡大は実現するのでしょうか? (4)最近の日本の景気停滞はサブプライム問題のせいですか? (5)2008年度の日本の景気をどう予測しますか? (6)日本の景気が大崩れしないと見る理由は何ですか? (7)日本が本格的な景気後退に陥る可能性はないのでしょうか? (8)日本の景気のカギを握る米国経済の見通しのポイントを教えてください。 (9)標準シナリオの景気見通しに対し、そうならないリスクについて教えて下さい。 (10)景気が後退すれば企業業績の悪化は避けられないのですか?

PDF : 詳細(PDF:565KB)

個人のメディア、ブログの将来

有限会社ケイ・エム・ネットワーク 代表取締役 手島 幹雄

【要点(Point)】
(1)情報伝達のためのコストがほとんど無視できるレベルになっていることから、情報の共有がこれまでは考えられなかったほど容易になってきている。
(2)インターネットの世界では個人が組織と対等な立場に立つこともある。
(3)企業としての対応についてはこれからの課題であるが、その影響はもはや無視できないものになっている。

■視点・論点

カタカナ語、翻訳語再考

国際文化交流推進協会理事長 元株式会社東芝専務取締役 和久本 芳彦

■マネジメント

元気なモノづくり中堅企業に学ぶトップインタビュー(第2回) 高度な精密金属加工で「小さな一流企業」を目指す

マノ精工株式会社 代表取締役社長 林 愛子氏

【要点(Point)】
(1)下請けに徹底する
(2)精密金属加工で高度な技術を擁している
(3)埼玉県に新工場を設立
(4)創業60周年を迎え、第三の創業期に

PDF : 詳細(PDF:325KB)

■人材

活きたマーケティングを学び合う異業種交流会 -マーケティング研究会(第17期)のご紹介-

内藤 陽子 人材開発部

PDF : 詳細(PDF:320KB)

上級MOT 短期集中研修「戦略的技術マネジメント研修」について(第9回) 産学連携と技術移転 -産学連携で国際競争力の回復を-

東京農工大学大学院技術経営研究科 教授 副研究科長 工学研究科(兼務)教授 工学博士 亀山 秀雄教授インタビュー インタビュアー: MOT チーフディレクター 宮木 宏尚 取材・写真:フリーランス・ライター 山崎 阿弥

【要点(Point)】
(1)大学のミッションは、従来の「教育」と「研究」に加え、近年は「社会貢献」が求められている。研究成果が産業界で取り上げられるように“見える化”することが重視されている。
(2)研究成果が産学連携により社会で広く使われることを経験することにより、学生は社会に出て活躍することに対する意欲を高める。
(3)産学連携、技術移転を成功させるためには、大学は特許のライセンスだけでなく、付随するノウハウをトランスファーすることが必要。
(4)企業側は研究費を提供するだけでなく、大学に入り込んで産学協同で研究開発をマネジメントしていくことが重要。
(5)企業と大学の産学連携についての理解の溝を埋め、技術移転の意味や大学発ベンチャーの役割への認識が深まり、産学連携が活性化することが望まれる。

気付きから学びへ ―人材開発の現場から―(第17回) こどもが見つける自分の好きな仕事

酒巻 洋行 特別研究員

■経済用語解説

ちょっと教えて!現代のキーワード ・「株券の電子化」 ・「オープン・イノベーション」

■お薦め名著

『個を活かす企業』 -人的資源を最大限に導く経営哲学-

Christopher A. Bartlett / Sumantra Ghoshal 著 グロービス経営大学院訳

■ズーム・アイ

ランチタイムはミラクルタイム

市場調査部 岩崎 美樹

■今月のピックアップちゃーと

インドが長期的投資有望先の第一位に

■TBRの広場

TBR 佐々木社長 清華大学(北京)で講義