close

2012年10月1日
給付付き税額控除

消費増税で打撃を受ける低所得層に税金還付

所得税課税時に税額控除額が算出税額を上回る場合、その差額を給付する制度を指しま す。もともと所得税を納めていない低所得層も税額控除のメリットを享受することとなり ます。給付付き税額控除の導入が議論される背景には、消費税率の引き上げが関係してい ます。消費税率を引き上げた場合、負担感が大きい低所得層に対して、増税による負担増 の一部を還付してその影響を緩和することを狙っているのです。 欧州などでは、生活必需品などに通常の消費税率よりも低くした軽減税率を導入して低 所得層に配慮していますが、生活必需品の範囲を恣意的に決められて利権が生まれてしま うなどの問題点があります。一方、給付付き税額控除ではそういった心配はなく、効率的 な所得再分配を可能にすると言われています。ただし、現行の制度のままでは、事務作業 が煩雑で不正受給の恐れがあります。そこで、納税者全ての所得を把握して事務作業の効 率化と不正防止を可能とする「共通番号制度」の導入を併せて行うことが望ましいとされ ています。

PDF : 詳細(PDF:401KB)