close

2012年8月1日
6 次産業化

農業の競争力強化や地域振興の方策として注目

6 次産業化とは、第 1 次産業である農業の従事者が、第 2 次産業(製造・加工)や第 3 次産業(卸・小売、観光等)に進出したり、これらと連携したりすることで高付加価値化 を図り、活性化につなげていこうという考え方です。 「6」は「1」と「2」と「3」を足しても掛けても「6」になることに由来する造語です。 掛け算の方には、各産業の単なる寄せ集め(足し算)ではなく有機的結合を目指す意味合いや、 農業が衰退してゼロになると全体がゼロになるというメッセージが込められています。 今、6 次産業化が脚光を浴びている理由は、需要低迷や従事者の高齢化で活力を失ってい る農業や地方の振興につながると期待されているためです。また、TPP(環太平洋戦略的 経済連携協定)への日本の加盟が協議されるなか、農業を貿易自由化に耐えられる産業に 強化する方策の一つとしても注目されています。 具体的な取り組み事例としては、農業のブランド化、農家による消費者への直接販売や レストランの経営などが挙げられます。 政府もここにきて、6 次産業化に向けた支援策を講じています。2011 年 3 月に成立した 6 次産業化法は、農林漁業者などによる事業の多角化・高度化や地域の農林水産物の利用促 進(地産地消)を促進することを狙ったものです。また、2012 年度予算案には農林漁業者 が加工・販売など新たな業態に進出する 6 次産業化を支援するための官民共同出資のファ ンドの創設が盛り込まれました。

PDF : 詳細(440KB)