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2008年8月1日
上級MOT短期集中研修「戦略的技術マネジメント研修」について(第11回)
技術開発と事業戦略
-技術者の本分とMOT-
シニアリサーチフェロー MOTチーフディレクター
宮木 宏尚

【要点(Point)】
(1)技術者が技術開発に没頭するのは、その本分である。技術者全員が事業や経営にかかわるのではなく、技術者はまず技術の“ネタ”づくりに集中すべきである。
(2)技術系と事務系の垣根を取り払い、互いに相互補完しあって、技術を事業、経営に結び付けていくことが重要。ここにMOTの役割がある。
(3)日本は米国と違って、モノづくりで生きていかねばならない。クリエイティブなモノづくりは、“無駄”の中から生れる。一定の無駄は許容することが必要。
(4)日本の製造業の特徴は、プロダクトからマーケットを創り出していくところにある。
(5)日本の材料ビジネスは、わが国の隠れた競争力である。材料メーカーは顧客ニーズにきめ細かに対応することによって、その強みを保っている。しかし、これをやりすぎると、経営効率が落ちていくというジレンマに陥る。
(6)この点から、事業全体の流れの中で、自社の事業範囲をいかに設定するかは、大きな戦略的な課題である。

PDF : 詳細(PDF:444KB)