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2014年10月1日
メタンハイドレートの実現可能性に関する“中間的”考察
――夢の“近海産エネルギー資源”はモノになるのか?ならないのか?―
主席研究員(市場調査担当)
岩谷 俊之

【要点(Point)】
(1)日本周辺の海底に眠るエネルギー資源として、メタンハイドレートへの注目が高まっている。政府のメタンハイドレート開発PJはすでに第2フェーズを迎え、2018(平成30)年には商業化に向けた準備を終える予定になっている。
(2)しかしメタンハイドレートはその埋蔵量も部分的に推定されている段階で、産出技術の確立もまだその途上にある。ましてやコストについてはさまざまな仮定条件に基づいて試算するしかないため、その評価もポジティブなものからネガティブなものまで極端に差がある。
(3)本稿ではどちらかの極端に偏ることなく中間的なシナリオを仮定しながら、メタンハイドレートの有望性を検証したが、その評価も天然ガス輸入価格などの外的要因で大きく左右される。
(4)求められるのはそういった環境変化に一喜一憂することなく、「いずれ化石燃料は逼迫する」という長期的前提に立った継続的技術開発であろう。

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