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2017年8月7日
コンビニ業界の現状と課題
-業界再編で寡占化進展、国内5万店時代をどう乗り切るか-
チーフアナリスト
永井 知美

・コンビニは百貨店の衰退、スーパーの伸び悩みを尻目に成長を続けてきた。ただ、店舗数が飽和点とされた5万店をはるかに上回る約5.5万店に達するにおよび、既存店売上高伸び率は勢いを失っている。 ・コンビニはセブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンの上位3社で国内シェア9割という極めて寡占度が高い業界でもある。巨大なインフラ産業であり、規模・資金力がないと存続が厳しいこと、セブン快走に危機感を募らせた上位他社が、中小コンビニの取り込みに動いて再編が進展したことが背景にある。 ・大手コンビニは、少子高齢化、働く女性の増加、世帯人員の減少、小売店舗数の減少といった社会変化にうまく対応することで客層を広げ、「若い男性がふらりと立ち寄る店」から「誰もが足を運ぶ店」に進化してきた。国内5万店時代をどう乗り切るか、セブンとファミリーマートを事例に見ていきたい。

【キーワード】

コンビニ、セブン‐イレブン、ローソン、ファミリーマート、中食、寡占化、再編、低成長、変化対応、海外市場、人手不足

PDF : TBR産業経済の論点 No.17-05(906K)