close

2013年2月4日
教育バウチャー

格差縮小の決め手となるか

教育バウチャーに明確な定義はありませんが、バウチャーとはクーポン券や商品券を意 味する英語で、教育バウチャーは子どもの教育費として利用可能な引換券を指すのが一般 的です。教育に限定したバウチャーを親や子どもに直接配布することで学費負担を軽減し、 学校等教育機関を選択性にすることで、教育機関に競争原理を導入し、教育の質を向上さ せることを狙っています。 教育バウチャーは、公立学校の質の低下が問題視されていた米国を中心に議論がなされ てきましたが、日本でも、大阪市の橋下市長が、経済的に塾や習い事に通えない子どもに 月 1 万円分のバウチャーを支給するという塾代助成事業を、低所得者の多い同市西成区で 2012 年 9 月に試行実施したことから注目を集めています。 いいことずくめに見える教育バウチャーですが、公立学校を対象にした場合、富裕層の 多い地域の「荒れていない教育水準の高い」学校に子どもが集中し、かえって格差が拡大 するとの懸念もあります。

PDF : 詳細(PDF:428KB)