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2004年7月1日
「都市と地方で明暗分かれる日本の雇用情勢」
シニアエコノミスト
福田 佳之

・90年代以降の雇用の基調として、(1)若年層の高失業率の持続と中高年層の失業率の上昇、(2)製造業を中心とした就業者の減少傾向とサービス産業の雇用創出、の2点が挙げられる。 ・昨今の雇用情勢は緩やかに改善してきているが、90年代からの基調は変わっていないと言える。 ・また、雇用情勢について、地方で就業機会が減少する一方で、都市で新たなサービス業に関する就業機会が増大するという、対照的な動きが見られる。 ・近頃、工場の「国内回帰」現象が話題となっているが、このような回帰が地方における雇用の大幅創出につながるとの見方は根拠に乏しく、中央・地方政府は地方での雇用創出に本腰を入れて取り組む必要がある。

PDF : TBR産業経済の論点 No.04-15(123KB)