close

2009年6月1日
休日にこそディスカウントプライスを

半月ほど前の土曜日にディーラーでマイカーの12 カ月点検をしてきました。これまでは妻が平日に車を持って行っていたのですが、たまたま電話を取った行掛りで、今回は自分で持って行くことになった次第。土曜日なので割高になるかなと思いながら点検をしてもらいました。ところが精算時の説明を聞いていると、平日よりも割安の料金だとのこと。よくよく聞いてみると、客からの要望に応えて、それまでの平日のディスカウントを一部削って原資に当てているとのことでした。 つい最近休日の高速道路料金が千円になり話題を集めていますが、このようにサービス業関連で休日の方が低料金となるのは、考えてみると珍しいケースではないでしょうか。例えば旅館。インターネットで調べてみると、平日より土日の方が高料金で、ゴールデンウイークは更に高い特別料金というのが普通のようです。そのせい(?)もあって、どこに行く当ても無い私は、ゴールデンウイークの真最中に自宅にいてこの原稿を書いています。 休日の高料金を需要と供給の関係で説明する向きもあるようですが、本当に経済原理だけで決まるべきものなのでしょうか。20年以上も前になりますが、一時アメリカに住んでいたことがあります。今はもう違っているかもしれませんが、ホテル代やゴルフフィーなどは週末や休日の方が安かったと記憶しています。またその理由として、沢山の客が集中する週末や休日はどうしてもサービスの質が低下してしまうのでその分安価になっているとの説明を聞き、大いに納得した記憶もあります。銀行のATMにしても土日の取り扱いはもちろん無料で、しかも入金すら自由にできました。数十年たった今でも、日本では週末の取り扱いで手数料を取られるところが多く、そのつど苦々しい思いを味わっているのは私だけではないと思います。 このように休日が高料金となっているだけではなく、甚だしい場合は休日にサービスを受けられないケースさえあります。銀行や役所の窓口、税務署の確定申告窓口などはその悪しき例だと思います。われわれサラリーマンにとって、わざわざ休みを取ってまで銀行や役所に出向くことはなかなかできるものではありません。平日の行動に自由度がある方々の方だけを向いているのではないかと疑いたくもなります。これらのケースでは、そもそもサービスを提供しているという意識が欠けているのではないでしょうか。 客が本当に欲しがっているサービスを提供し、そのサービスの質に応じて対価を得る。サービス業の中に、このような考え方がもっと取り入れられても良いのではないでしょうか。休日にこそディスカウントプライスを設定する、このような動きがもっと広まらないものかと切望しています。