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2014年6月2日
M字カーブ

結婚・出産による退職等で 20~30 代女性の労働力率がくぼむ現象

 年齢別に見た女性の労働力率(労働人口に占める労働者数のシェア)の推移を指します。 大学等を卒業して就職した女性は、結婚・出産期に会社を退職・休職し、その後、育児が 落ち着いた時期に再就職するために、女性の労働力率は M 字の形状を描くことから名付け られました。  近年の M 字カーブの形状を見ると、これまで落ち込んでいた 25~39 歳までの女性労働 力率が上昇しています(図)。ただし、これは女性が、結婚・出産などのライフイベントに もかかわらず、就業を継続する傾向が強まっているからではありません。同年齢層におい て未婚女性の比率が高まったことや晩婚化や晩産化が著しくなったことが女性の労働力率 を押し上げており、決して結婚・出産を機に辞める女性が減少したわけではないのです。   海外ではスウェーデンのように女性の就業継続を支援することで M 字カーブの解消に成 功した国が存在します。日本は生産年齢人口が減少する中で、女性の社会参加は日本社会 の活力をもたらす上で欠かせません。そのためには M 字カーブの根本的な解消は喫緊の重 要な政策課題と言えるでしょう。

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