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2013年4月1日
イノベーションのジレンマ

優良企業は正しく行動するがゆえに失敗する!

 業界をリードしてきた企業が、顧客の要望に応えるために積極的に技術・製品開発や設 備投資を行ったにもかかわらず、その地位を新規参入企業に奪われる現象のことを言いま す。   米国ハーバード・ビジネス・スクールのクレイトン・クリステンセン教授が、この現象 を「イノベーションのジレンマ」と名づけ、リーディング企業は合理的かつ的確な意思決 定をするがゆえに失敗すると指摘しました。 なぜこんな逆説的な現象が起こるのでしょうか。   リーディング企業は、顧客の意見に耳を傾けて製品・サービスの性能を高める持続的イ ノベーションに熱心なあまり、全く新しい価値を生み出す破壊的イノベーションに立ち遅 れがちです。破壊的技術は登場した当初は性能が低いため、既存技術で成功している大手 企業の多くはそれに関心をもたず、結局、時代の潮流に乗り遅れることが少なくありませ ん。  製品が既に市場の求める性能を上回っていても、リーディング企業はさらに高性能の製 品を開発することを止められません。そのため、性能が低くても顧客の需要を満たす、新 たな技術をもった新規参入企業に市場を奪われる隙を作ってしまうのです。 業界トップの優良企業が持続的に繁栄するためには、イノベーションのジレンマを克服 することが必要です。 (

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