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2015年9月1日
ドローン(無人航空機)

未来のビジネスの種として注目が高まる

 ドローンとは人が搭乗していない航空機全般を指し、「無人航空機(UAV : Unmanned Air Vehicle)」とも呼ばれます。無線による遠隔操縦や、自動操縦プログラムによって空を自由 に飛び回るヘリコプターや飛行機のことで、もともとは軍事目的で技術開発が進みました が、近年は小型化、低価格化により一般での活用が進んでいます。  大きさは、実物の航空機サイズから手のひらサイズまで幅広く、形状は、操作性や安定 性の観点から現在は複数のプロペラがあるマルチコプター型が主流です。  その用途は、現在活用が検討されている分野を含めると多岐に亘りますが(下表)、特に 農業、点検、空撮といった分野での導入が進んでおり、さらに今後は物流・輸送や災害時 の情報調査等の分野で活用が検討されています。   一方、ドローンの一般利用に当たっては、落下による被害、航空機への影響、プライバ シー侵害等の危険性が指摘されていますが、2015 年 8 月時点では国際ルールは整備されて おらず、各国独自の規制に従って運用されているのが実情です。  日本においては農業分野での利用ルールの整備が先行するも、商用全般に関わるルール は未整備の状況です。このような状況下、2015 年 4 月に首相官邸屋上にドローンが落下し た事件を受け、国土交通省は航空法の改正を進めています。法案では国会や首相官邸、原 子力発電所などの重要施設および空港周辺や住宅が密集する上空での飛行を禁止としてい ます。  今後はこうした国内外の規制動向をにらみながら、ドローンによる新たなサービスや事 業の誕生を注視していく必要がありそうです。

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