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2014年1月16日
観光立国実現へ向けての日本の課題
― アジア中間層の拡大を背景に増える訪日外国人、2,000万人到達への課題は?  -
チーフアナリスト
永井 知美

・東日本大震災の後、大きく落ち込んだ訪日外国人旅行者数が順調に回復している。2013年は過去最高を更新し、初の1,000万人に到達した。 ・訪日旅行が総じて好調なのは、2012年末からの円高是正による割安感の浸透、ASEAN諸国に対するビザ取得要件の緩和等による。 ・政府は観光の生産波及効果の大きさ、旅行需要の世界的な拡大、地域経済活性化効果などに注目、2003年の「観光立国宣言」以来、様々な施策を打ち出している。 ・世界の観光客数は、所得増加や交通機関の低料金化などを背景に順調に拡大しているが、2012年の外国人旅行者受入数の国際比較で、日本は世界33位、アジアでも8位にとどまっている。 ・さらに多くの外国人旅行者を呼び込むにはアクセスの拡大・改善に加え、無線LAN環境の悪さなど、外国人が不便に感じている点を解消する必要があるだろう。

【キーワード】

観光立国、訪日外国人、過去最高更新、1,000万人突破、ビザ取得要件緩和、成長戦略、韓国、中国、ASEAN諸国、円高是正、尖閣諸島問題、経済波及効果、アクセスの拡大と改善、茨木空港、クルーズ船、無線LAN環境、消費税免税、LCC就航、ハラル対応食

PDF : TBR産業経済の論点 No.14-01(792KB)