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2018年7月3日
半導体好調はいつまで続くのか
- 急増するメモリー需要で世界第3位の半導体企業になったSKハイニックス(韓国)の事例 -
チーフアナリスト
永井 知美

・日米韓連合として東芝メモリ売却先の一角となったSKハイニックス(韓国)は、メモリーの世界的企業である。サムスン電子に比べると影が薄かったが、メモリーの需要増加、価格上昇を背景に17年、売上高で世界第3位の半導体企業になった。 ・メモリーが高成長を遂げた背景には需要増加、価格上昇、メモリー業界の寡占化進展がある。インターネット等ネットワークの高度化やIoTの普及にともなうデジタルデータの急増で、メモリー需要は急拡大した。メモリー業界では寡占化も進展しており、価格の高止まり要因になっている。 ・半導体用途の拡大を背景に、半導体市場の先行きに関しては楽観的見方が少なくない。メモリーに関しては18年中の需給大幅緩和は考えにくいが、その先には中国、新型メモリーというかく乱要因が待っている。SKハイニックスが、東芝メモリ買収に名乗りを上げたのも、メモリー業界の先行きに対する危機感の表れと言える。

【キーワード】

SKハイニックス、メモリー、DRAM、NAND型フラッシュメモリ。東芝メモリ、半導体市場、現代電子産業、サムスン電子、SKグループ、シリコンサイクル、スーパーサイクル、中国、新型メモリー

PDF : TBR産業経済の論点 No.18-06(888K)