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2004年12月2日
「復調してきた日本の個人消費
~ キーワードは「きまぐれ」「こだわり」「やさしさ」 ~」
シニアエコノミスト
福田 佳之

・個人消費は2003年後半より外食、教養娯楽などの選択的消費を中心に、堅調さを持続している。これは消費マインドの改善によるところが大きい。 ・2004年の消費の特徴として、デジタル家電ブームと猛暑効果があげられ、デジタル家電ブームは同製品の世帯の普及率を高め、消費にプラスに寄与したが、猛暑効果は限定的であった。 ・歳末商戦は堅調だが、今後原油高や税制改正・年金改革の影響というリスクが顕在化すれば、消費は腰折れする恐れがある。 ・概して個人消費は「きまぐれ」であり、営業時間の延長やインターネット通販の拡充もそれに拍車をかけている。 ・個人消費を年齢別に見ると若年層の消費は、ライフスタイルに合致した、個人の「こだわり」を前面に出したものとなっていることが明らかである。 ・一方、中高年の人々はカラダに、環境に「やさしさ」を込めた消費をする傾向がある。 ・最近の複雑な消費者行動を取り込むためには、潜在的ニーズを顕在化させ柔軟に対応する努力を続けなければならない。

PDF : TBR産業経済の論点 No.04-22(98KB)