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2011年8月1日
東日本大震災を機に働き方の見直しが始まった
-電力不足は働く人の幸福感アップにつながるか-
部長(D&WLB推進部)
宮原 淳二

【要点(Point)】
(1)震災を機に想定外のことが発生した。ディズニーリゾートからは子どもが消え、消費を控える“自粛ムード” が蔓延し、世の中の流れが一変した。
(2)日本人は昔から“横並び意識” が強く、周囲と歩調を合わせる国民性がある。今夏、電力不足を機会に多くの企業・団体がサマータイムや夏季休暇の延長等に取り組んでおり、皆で“助け合い” の精神が発揮される。
(3)過去にもサマータイム制度の導入については、何度も議論されたが、インフラの未整備や残業時間の増加などを懸念する声もあり立ち消えていた。今回の震災を機に、働き方の見直しは進んでいくと思われる。
(4)戦後、驚異的な経済復興を遂げた日本は、幸福追求の手段でしかない所得向上が自己目的化してしまった。画一性と勤勉さが賞賛され、余暇や文化・芸術を楽しむことに対する後ろめたさを感じるライフスタイルになってしまった。
(5)今夏の電力不足を機に、“本当の幸福感とは何か”、等お金では買えないものを見つける好機だと捉えている。一過性に終わらせることなく継続的な取り組みを注視したい。

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