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2009年4月1日
上級MOT短期集中研修「戦略的技術マネジメント研修」について(第15回)
『超極細繊維』の研究技術開発と事業開発における戦略的な意思決定とリーダーシップ
-「特別講演」技術・事業開発とリーダーシップ-
シニアリサーチフェロー MOTチーフディレクター
宮木 宏尚

【要点(Point)】
(1)合成繊維の新しい技術の多くは、レーヨン事業撤退、第1次合成繊維大不況の中で研究テーマを失った研究者達から生まれた。
(2)創造的な研究開発成果も、後で考えると「創造性は特別な才能ではなくスキルだ」というデュポンのタナーの言う創造開発の基本、常套手段で生まれたものだった。
(3)「狙った魚のすぐ横に大きな獲物がいる」。スエード調新素材も、表皮人工皮革の苦戦の隣にあった。ちょっとしたパラダイム変化(ミニ・パラダイムシフトと呼ぶ)でヒット商品になったものは数多い。
(4)創造的な新しい事業開発には、研究者の執念や気力とともに、経営者の慧眼、名伯楽の存在が重要である。
(5)イノベーションのモデルは、リニア-モデルやラウンドテーブルモデルなど色々あるが、その時々でより良い手法を使えるようにする事が重要。この際、肝心なのは組織のあり方である。

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