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2010年9月1日
ナノ物質リスク管理という“ビッグ・チャレンジ”
-国内外で活発化するナノ物質リスク対策の現状と課題-
主席研究員(市場調査担当)
岩谷 俊之

【要点(Point)】
(1)ナノ物質リスクは、従来の化学物質リスク以上にその評価が難しく、ナノ物質のハザードやばく露に関する化学的知見・データは圧倒的に不足した状態にあり、ナノ物質リスク管理のための新たな法規制整備は容易ではない。
(2)新しい法規制の整備が困難であるという前提に立ち、米国などでは「既存の法規制にナノ物質を組み込む」という現実路線によるナノ物質リスク管理が進行。
(3)わが国では主に職業的ばく露を念頭に、ガイドライン等の形で予防的対応が進められており、ナノ物質メーカーや、それを使うユーザーの工場従業員が当面のリスク予防の焦点になっているが、職業的ばく露を重視する傾向は米国でも同様である。

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