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2018年3月12日
経営センサー3月号 2018 No.200

■今月のピックアップちゃーと

中国のマンション価格は足元上昇一服 ~需給タイトな香港は価格上昇続く~

■特別講演会抄録

ロボットが切り拓く未来 ―幸福、環境、ビジネスの三位一体を求めて―

株式会社hapi-robo st 代表取締役社長 株式会社エイチ・アイ・エス 取締役 CIO ハウステンボス株式会社 取締役 CTO 富田 直美 氏

東レ経営研究所では、2017年10月31日、経団連会館にて「人とロボット・AIが協働する新時代」と題した、2017年度特別講演会を開催しました。本号では、株式会社 hapi-robo st 代表取締役社長 富田 直美 氏の講演をご紹介します。 AI、ロボットの現況 富田です。よろしくお願いいたします。 講演ではこの「セグウェイ」をいつも使っています。これを見てどう思いますか? 皆さんも簡 単に入手できます。AI、ロボットの時代、ビッグデータの時代などと言われていますが、私はそれは、うそだと思っています。AIの定義をご存じですか。「ディープラーニングがAIだとか言っているけど、違うよね」と思っています。なぜなら、われわれが子どもの頃、鉄腕アトムや鉄人28号を見ていた時にも、すでに電算機を含め、人工頭脳とかコンピューターという言葉があふれていたからです。AIはArtificial Intelligenceですから人工の知能・知識です。われわれは過去からAIを相当使っているのです。

■経済・産業

2018年の日本産業を読み解く10のキーワード ―この底流変化を見逃すな(後編)―

理事 産業経済調査部長 チーフエコノミスト 増田 貴司

【要点】
(1)
本稿では、年頭に当たり、2018年の日本産業を読み解く上で重要と思われるキーワードを筆者なりに選定し、解説してみたい。
(2)
キーワード選定に当たっては、個別セクターの動向よりも、幅広い業種の企業経営や産業全般にかかわるテーマを中心に選んでいる。また、巷でよくある「今年のトレンド予測」や株式市場で材料となる一過性のテーマ探しとは一線を画し、現在、世界の産業の底流で起こっていて、日本企業の経営に影響を与えそうな構造変化や質的変化をとらえることを重視している。
(3)
2018年のキーワードを10個挙げると、以下のとおりである。後編の本号では、これらのうち6~10を取り上げる。
1.製造業のサービス化
2.人とロボット・AIの協働
3.リープフロッグ/リバースイノベーション
4.EVシフト
5.モビリティー革命
以上は前号(「経営センサー」2018年1・2月号)掲載
6.人生100年時代の新市場
7.ESG投資/SDGs
8.バイオエコノミー
9.ブロックチェーン
10.大企業とスタートアップの連携

PDF : 詳細(1,665K)

■世界情勢

回復軌道に乗ったブラジルとアルゼンチン経済の現況と見通し

公益財団法人 国際金融情報センター 中南米部長 桑原 小百合

【要点】
(1)
ブラジルとアルゼンチン経済は回復軌道に乗りつつある。
(2)
経済政策がポピュリズムへと回帰するリスクは小さい。
(3)
18年は日本と両国との経済関係を再構築する好機である。

■業界展望

電機、IT、自動車メーカーが新市場を狙い大混戦 ―IoT、人工知能、次世代自動車の実用化進展で、活況を呈したCES 2018―

チーフアナリスト(産業調査担当) 永井 知美

【要点】
(1)
2018年1月に筆者が訪れた世界最大の家電見本市・米CESは、活況を呈していた。IoT、人工知能(AI)、ロボット、自動運転・次世代自動車が単なるコンセプトから実用段階へ入り、新市場を形成しつつあることが要因である。
(2)
IoT、人工知能(AI)、ロボット、自動運転・次世代自動車は、①電機、自動車といった単一業界の技術だけでは製品が完成しないこと、②高成長が見込まれる数少ない分野であることから電機メーカー、IT企業、自動車メーカーが互いの市場を侵食し合う混戦模様となっている。
(3)
IoTは、どの企業、あるいは陣営が規格の主導権を握るのかが注目されている。独自規格が乱立しては絵に描いた餅に終わる恐れもあるが、少なくとも家電、車載機器では、アマゾン、グーグルの「音声認識」を使うという手法で実用化が進んでいる。
(4)
本稿ではサムスン電子、LGエレクトロニクス、パナソニック、ソニー、日産自動車、米国有力半導体企業、中国電機メーカーの展示を中心に見ていきたい。やや存在感が低下している日本企業が再び輝きを取り戻せるかどうかは、主導権争いが続く今後数年をどう乗り切るかにかかっているだろう。

PDF : 詳細(2,458K)

■視点・論点

トランプの米国と習近平の中国

日鉄住金総研株式会社 ビジネスソリューション部 チーフエコノミスト 北井 義久

機能していないトランプ政権 17年1月20日に就任したトランプ大統領は依然としてお騒がせを続けているが、それとこれとは別として米国経済は好調を維持している。逆に、政治力の低いトランプ大統領が、経済政策遂行にイニシアチブを発揮できないことが米国経済にプラスに働いている。

■マネジメント

人生100年時代を見据えた『パーソナル"リ"ブランディング』

有限会社プラントライブ代表 パーソナルブランドコンサルタント/ブランド戦略プロデューサー 山本 秀行

【要点】
(1)
ビジネス環境の変化からパーソナルブランドは特定の職業だけでなく、一般のビジネスパーソンにも求められる。
(2)
ミドル・シニアが人生100年時代のキャリアを考える際、パーソナル"リ"ランディングの視点が有効である。
(3)
社外での自分の市場価値を探ることは、より豊かなセカンドキャリア、セカンドライフの実現につながる。
(4)
「講師デビュー」を考えることで、今後、ミドル・シニアが活躍するための自分の売りや課題が整理される。

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■経済用語解説

ちょっと教えて!現代のキーワード

「SDGs」 「次世代蓄電池」

■お薦め名著

『江戸時代のハイテク・イノベーター列伝』

NPO法人 テクノ未来塾 著、編集

■ズーム・アイ

力を出し切っていますか

企画管理部 兼 経営センサー編集部 日比野 淳一

先日、12年前に購入したステレオセットを売却しました。当時6万円ぐらいだったと記憶していますが、売却価格は200円。市に回収を頼めば逆に500円必要だから十分です。しかしこのステレオ、音楽CDの再生しかできないと思っていたら、DVDプレイヤーがついていました。主に長男が使っていたこともあり、処分するまで気が付きませんでしたが、もっと以前に把握していれば、稼働率が上がったかもしれません。