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2013年4月1日
地熱発電

安定性、豊富な資源に期待、自然環境との共生なるか

 地熱発電とは、地熱で生成された水蒸気で蒸気タービンを回し発電することです。火山 国である日本は 2,347 万キロワットと、アメリカ、インドネシアに次ぐ世界第 3 位の地熱 資源量を有しています。  地熱発電のメリットは、国内資源の豊富さに加え、風力発電、太陽光発電といった他の 再生可能エネルギーに比べ、安定的な発電量を得られることにあります。しかし、熱源の 場所の約 8 割が、開発が厳しく規制されている国立・国定公園内の特別地域内にあり、地 熱発電が国内総発電量に占める割合は 0.3%(2010 年度)にとどまっていました。  ただ、東京電力福島第一原子力発電所事故を受け、環境省が規制緩和の姿勢を見せてい ます。一定の条件を満たせば特別地域の一部で発電施設の設置を認めるなどの方針を打ち 出していますが、温泉旅館の経営者団体からは温泉への悪影響を懸念する声もあがってい ます。  環境との共生を図るには、温泉と熱源のつながりの精査など、慎重な事前調査が求めら れるでしょう。

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