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2013年6月11日
東レ株式会社
東レインターナショナル株式会社
寝具用途向けポリエステル新中綿の共同開発と本格展開について
~鳥インフルエンザ問題による、羽毛原料入手難や価格高騰に対応~

 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣、以下「東レ」)及び東レインターナショナル株式会社(本社:東京都中央区、社長:本地 宏、以下東レインターナショナル)は、この度、新たに保温性に優れた寝具用ポリエステル中綿 ft®-DreamthermoTM (読み:エフティドリームサーモ)を共同で開発し、寝具製品としてODM(素材から縫製品までの一貫した商品開発・供給)にて販売します。当社グループでは、寝具関連製品の売上高を本年度14億円、2016年度22億円と見込んでいます。  今回、開発した寝具用ポリエステル中綿ft®-DreamthermoTM は、細さ(繊度)および断面形状の異なる複数の原綿をブレンドした中綿です。繊維間に微細で複雑な空隙が形成され、空気層(デッドエア)を効率的に保持することで優れた保温性を発揮します。また、羽毛のような柔らかな触感を持ち、軽量、かさ高でありながら弾力性・回復性に優れています。  当社グループでは、ft®-DreamthermoTMを寝具製品として、大手寝具メーカーや寝装小売向けに販売します。  羽毛原料は、保温性に優れかつ軽量で弾力性・回復性があることから、羽毛ふとんなどの高級寝具品の中綿に使われている素材です。当社グループでは従来から羽毛の持つこれらの特性に合繊の特長(洗濯可能、清潔感)を併せ持ったポリエステル原綿の開発を主要テーマとして取り組んできました。  今春になり、羽毛原料は中国で発生した鳥インフルエンザの影響のため供給不足が深刻化し、また、円安も重なり価格が約2倍に急騰するなど、羽毛原料市場は非常に不安定な状況に陥っています。このため、寝具業界では、安定的に調達できる素材を求めるニーズが日増しに高まっております。  東レは今回、新しく寝具用ポリエステル中綿、ftMicro®(読み:エフティマイクロ)とftDual®(読み:エフティデュアル)も併せて開発しました。当社は寝具用ポリエステル中綿のラインナップを拡充することで、お客様からの様々なニーズに対応し寝具市場での事業拡大を目指します。  当社グループは市場並びに消費者ニーズを迅速かつ的確に捉えることでソリューション型商品の開発を推進し、消費者にとってより快適な生活と環境負荷の少ない社会の実現に貢献して参ります。

ft®-DreamthermoTMを使用した寝具

ft®-DreamthermoTMを使用した寝具

商品の詳細は別紙の通りです。



1. ft®-DreamthermoTMについて

(1)技術特長:Y型や中空原綿など細さや断面形状が異なる原綿を複数ブレンドすることで、繊維間に微細で複雑な形状の空隙が形成され、空気層(デッドエア)を効率的に保持し優れた保温性を発揮します。
(2)商品特長:①高い保温性
②やわらかな触感
③軽量でかさ高、かつ優れた弾力性・回復性
④洗濯可能、洗濯後も風合いが持続

ft®-DreamthermoTM原綿

ft®-DreamthermoTM原綿


2.その他のポリエステル中綿のラインナップについて

(1)ftMicro®
  技術特長:

アウトドアのシュラフ用に開発された細繊度のポリエステル中綿です。細い繊維(1デシテックスクラス)の絡み合いにより形成された微細な空隙に空気層(デッドエア)を保持し高い保温性を発揮します。
(2)ftDual®
  技術特長:

細繊度(1デシテックスクラス)と中空かつ太繊度(7デシテックスクラス)の、繊度の異なるポリエステル原綿をブレンドすることで、柔らかな風合いとしなやかな肌沿いの良さとともにかさ高性を実現します。また、繊維間の空隙に空気層(デッドエア)を保持し、高い保温性を発揮します。

3.特許出願状況 2件出願済み


以上