close

2016年10月11日
東レ株式会社
「ISO20471」「JIS T8127」に適合する
高視認性作業服向け難燃素材「BRIANSTAR®NF」の開発について

 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣、以下「東レ」)は、この度、ISO20471及びJIS T8127の高視認性安全服規格に適合し、かつ自己消火性(難燃性)を持つユニフォーム素材「BRIANSTAR®NF」(ブリアンスター®NF)を開発しました。  高視認性作業服とは、蛍光色の生地や反射材を使用することで着用者の存在を目立たせ、視覚的に認知度を高める作業服です。高視認性安全服に関する国際規格ISO20471の制定を受け、2015年には、日本でもISO20471をベースにJIS規格化されたJIS T8127が制定されました。  JIS T8127では、高視認性安全服には蛍光生地を使用しなければならず、色は蛍光レッド、蛍光オレンジレッド、蛍光イエローの3色と規定されています。 特に今回は難燃アクリル混で難しい、規格に適合した蛍光レッドの難燃素材の開発に成功しました。これにより、十分な機能性を有しながら、さまざまな用途のユニフォームに対応できる意匠性も兼ね備えた高視認性難燃素材の展開が可能となりました。  既に日本及び国際特許出願をしており、10月からサンプル供与を開始、2019年度に売上高5億円を目指します。  当社は2014年からISO20471対応の高視認性安全服向けユニフォーム素材として、ポリエステル高率混織編物「BRIANSTAR®」を展開していますが、石油やガス、電気等火を取り扱う可能性のある職場での作業服として難燃性を有した高視認作業服のニーズが高まりつつあります。  しかしながら、難燃性能のキーとなる難燃アクリル素材でISO及びJIS規格に適合した高視認性と難燃性とを両立させようとした場合、色の持つ明るさや色合いを表す色度座標・輝度率の規格値を達成しながら、実用可能なレベルの耐光堅ろう度を実現することが困難でした。  そこで、当社はこの問題を解決するべく、当社独自の紡績・生地設計技術を用いて、難燃アクリルを主体とした素材にポリエステルとレーヨンを取り入れた特殊積層構造織物を開発しました。特殊な紡績糸と織物設計を採用した積層構造により、難燃アクリル由来の自己消火性ガスが生地内に滞留することで効率良く難燃性能を発揮しながら、日光照射を受ける箇所を制御することで生地退色を抑制し、耐光堅ろう度を達成したことで、高視認性と難燃性を合わせ持つ素材の開発に成功しました。  さらに、本技術を用いることで、ISO及びJIS規格に規定された3色以外の鮮やかな色も展開可能です。  本製品は、「2016年東レユニフォーム総合展(東京開催:10月13日(木)・14日(金)、大阪開催:10月20日(木)・21日(金))」にて展示いたします。  東レの「BRIANSTAR®」は、ISO20471及びJIS T8127に対応している高視認性安全服向けユニフォーム素材です。東レは「BRIANSTAR®NF」を使用した高付加価値素材をグローバルに販売することで、日本企業をはじめ世界の多くの企業などの作業者の安全に貢献する製品をお届けします。  「BRIANSTAR®NF」の概要は以下のとおりです。

1.商品名BRIANSTAR® NF(読み:ブリアンスター エヌエフ)
2.商品特徴ISO20471及びJIS T 8127の高視認性安全服規格に適合し、かつ自己消火性(難燃性)を持つユニフォーム素材
3.技術内容当社独自の紡績・生地設計技術により、高視認性と自己消火性を合わせ持つ、難燃アクリルを主体とした素材にポリエステルとレーヨンを取り入れた特殊積層構造を有する織物を開発
4.販売計画2016年度:1億円
2019年度:5億円
5.展開用途道路、鉄道、石油、ガス、電力工事等の職場での作業者用ユニフォーム 等
以 上