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2017年5月15日
東レ株式会社
高い通気性とソフトなストレッチ性を備えた
防水透湿素材 Entrant® 高通気タイプの販売開始について

 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣、以下「東レ」)は、防水透湿素材 Entrant®(エントラント®)シリーズの新たなバリエーションとして、高い通気性とソフトなストレッチ性により快適性を高めた高通気タイプの本格販売を6月から開始します。  スキーやアウトドアといった本格的なスポーツ用途だけでなく、その優れた通気性能と素材のバリエーションを生かし、トレイルランニングなど新たなスポーツシーン向けのアイテムや、機能性と快適性を兼ね備えたライフスタイルウェア向けなど幅広いシーンに提案してまいります。  Entrant® 高通気タイプの販売目標は、2017年度に5万m、3年後の2020年度に50万mです。

<防水透湿樹脂層の微多孔構造>

<防水透湿樹脂層の微多孔構造>

 Entrant®は、疎水性ポリウレタン樹脂を微多孔構造の防水透湿層として生地裏面にコーティングまたはラミネートすることで、防水性と透湿性を合わせ持つ高機能テキスタイルです。今回開発した高通気タイプは、防水透湿性に加え、快適性にこだわって通気性を飛躍的に向上させたものです。  通気性を付与するには、微多孔構造を持つ防水透湿層の空隙孔径を拡大する必要がありますが、外部からの水の浸入を防ぐ防水性を維持することが難しくなるため、防水性能を保ったまま、通気性を付与することには限界がありました。  これに対して、東レは長年培ってきた製膜技術と膜加工技術を駆使し、降雨に対する防水性能を損なわない範囲で、最大限に防水透湿層の空隙孔径を広げることに成功しました。これにより、Entrant®の特長である防水透湿性を保持したまま、従来品と比べ約50倍の通気性を実現しました。  また、東レが独自に開発した柔軟性の高いポリウレタン系樹脂を採用し、防水透湿層に伸縮性を持たせたことで、生地にソフトなストレッチ性を発現させています。  さらに、特殊なラミネート技術により、様々な表面形状の生地や、コーティング加工では難しかった薄手の織・編物へも、風合いを損なうことなく加工することが可能になり、Entrant®シリーズの展開アイテムが拡大します。  Entrant®は、東レが1979年に発売し、防水透湿素材のパイオニアとして確固たる地位を築いており、これまで日本のみならず世界中のアウトドア、スキーアパレルに広く採用されています。昨今では本格的な防水性能が求められる過酷な使用環境から、タウンユースやビジネスシーンまで幅広い用途に展開しています。  このたび、2019年に40周年を迎えるにあたり、Entrant®を防水性と透湿性を高いレベルで両立させた快適機能テキスタイルとその縫製品のグローバルプレステージブランドとして再構築しました。  東レは、今回のEntrant® 高通気タイプを皮切りに、今後は、Entrant®をテキスタイルに加え、縫製品としても展開を図り、本格アウトドアからライフスタイルマーケットに向けてグローバルな拡大を目指します。  東レは、中期経営課題“プロジェクト AP-G 2019”における全社プロジェクトの一つとして、東レグループのコア技術・要素技術や事業基盤を活用して、医療の質向上や医療現場の負担軽減、健康・長寿などに貢献する事業を拡大する「ライフイノベーション事業拡大(LI)プロジェクト」に取り組んでいます。  今後も高機能・高付加価値なスポーツ衣料向け素材の開発を通じて、健康で生き生きとした毎日を送るため人々が日常的に取り組む各種スポーツ向けに、快適な素材を提供してまいります。  Entrant® 高通気タイプの詳細は下記の通りです。

Ⅰ.Entrant®高通気タイプ
1.商品特長(1) 防水透湿性と高い通気性
(2) ソフトなストレッチ性
(3) 幅広い商品バリエーション
2.技術概要(1) 降雨に対する防水性能を損なわない範囲で、防水透湿層の孔径の最大化
(2) 柔軟性の高いポリウレタン系樹脂の開発
(3) 特殊ラミネート技術による加工可能な素材範囲の拡大
3.発売時期2017年6月(2018年秋冬シーズン向けから)
4.販売計画2017年度 5万m
2020年度 50万m
Ⅱ.Entrant®ブランドについて
1.定義防水性と透湿性を高いレベルで両立させた快適機能テキスタイル・縫製品のプレステージブランド。本格アウトドアからライフスタイルウェアマーケットに向け、テキスタイルの他、縫製品としてもグローバルに新展開。
2.ブランドロゴ
以上