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2017年11月6日
東レ株式会社
中国における高機能ポリプロピレン長繊維不織布事業の拡大について

 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣、以下「東レ」)は、このたび、中国・華南の広東省佛山市に新たに事業用地を取得し、高機能ポリプロピレン長繊維不織布(PPスパンボンド)事業を開始することを決定しました。11月に新会社「東麗高新聚化(佛山)有限公司」(Toray Polytech (Foshan) Co., Ltd.、略称「TPF」)を設立し、年産20,000トンのPPスパンボンド生産設備を新設する計画です。稼働開始は2019年度中を予定しています。  なお、中国におけるPPスパンボンドの生産拠点の設置は、東麗高新聚化(南通)有限公司(江蘇省南通市、略称「TPN」)に続いて2拠点目となります。  中国では、国民所得増による生活様式の高度化や、一人っ子政策の廃止を受けた新生児の増加などを背景として、乳・幼児用を中心に紙おむつ需要の拡大が続いています。主要衛生用品メーカーは中国国内で紙おむつ生産設備の新・増設を積極的に進めており、主要素材であるPPスパンボンドの需要も急拡大しています。特に、国内のPPスパンボンド需要の約6割を占める華南地区では需要が急増しており、PPスパンボンドメーカーに対しては同地域における供給力強化への要請が高まっています。  東レグループは従来、高機能PPスパンボンドを、中国国内のお客様には主にTPNから供給してきましたが、今回、需要拡大の著しい華南地区に新たに生産拠点を設置することで、お客様のニーズに応じたタイムリーかつ安定的な供給と、両拠点が連携したきめ細かな対応が可能となります。  アジアにおけるPPスパンボンド需要は年率9%で伸長しており、2025年には年間140万トン規模にまで拡大すると予想されています。  東レグループは、PPスパンボンドの旺盛な需要に対応するため、韓国、中国、インドネシアの各拠点で継続的に生産能力の増強に取り組んでおり、アジアにおけるPPスパンボンドの主要サプライヤーとして強固な供給体制を構築してきました。  今回のTPFの新設により、紙おむつの最大消費地である中国の需要を確実に取り込むとともに、強力な生産基盤と品質優位性を背景としたPPスパンボンドのグローバルな事業拡大を加速してまいります。  東レは、中期経営課題"プロジェクト AP-G 2019"において、繊維事業の重要課題として「不織布事業の拡大」を掲げています。引き続き、PPスパンボンドを中心としたグローバル供給体制の拡充と商品の高度化に向けた開発を推進することで、不織布事業のさらなる拡大を目指します。

<ご参考>
1.新会社の概要
(1)名 称東麗高新聚化(佛山)有限公司
(Toray Polytech (Foshan) Co., Ltd.、略称「TPF」)
(2)設 立2017年11月(予定)
(3)所在地中国広東省佛山市南海区九江鎮
(4)資本金420百万元(68.7億円)
(5)出資比率東レ株式会社70%
東麗(中国)投資有限公司30%
(6)代表者李 泳官
(東レ専任理事 在韓国東レ代表 TAK・TCK会長)
(7)事業内容PPスパンボンドの生産・販売
2.東レグループのPPスパンボンド生産能力(2017年10月時点)
以上