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2014年6月26日
東レ株式会社
2013年度の「繊維グリーンイノベーション製品」の売上高は1,485億円
~“プロジェクト AP-G 2013”を推進した3年間で2.2倍に拡大~

 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣)の「繊維事業におけるグリーンイノベーション製品(以下「繊維GR製品」)」の2013年度売上高は、前期比約42%増の1,485億円となりました。なお、全社のグリーンイノベーション製品売上高(2013年度:5,750億円)に占める、繊維GR製品の比率は約26%でした。  2013年度の繊維GR製品の売上高は、2012年度に続いて、冷暖房温度を調整しても快適に過ごせる暖か素材や清涼素材を中心とした「省エネルギー」素材が前期比約40%伸びました。また、環境配慮型撥水素材への転換などを理由に「環境低負荷」素材の売上高は、約5倍に拡大しました。この結果、前中期経営課題“プロジェクト AP-G 2013”を開始する前年の2010年度と比較し、“プロジェクト AP-G 2013”を推進した3年間で2.2倍に拡大しました。  東レは、「全ての事業戦略の軸足を地球環境におき、持続可能な低炭素社会の実現に向けて貢献していく」という経営方針のもと、本年4月から新中期経営課題“プロジェクト AP-G 2016”をスタートしました。“プロジェクト AP-G 2016”においても地球環境問題や資源・エネルギー問題に対しソリューションを提供するグリーンイノベーション(GR)プロジェクトを引き続き進めていきます。  繊維事業における“プロジェクト AP-G 2016”では、従来の冷暖房温度の調整によりエネルギー消費を抑制する暖か素材・清涼素材に加えて、家庭洗濯でも皺になりにくくアイロンが不要であることから、従来品と比べ使用時に排出されるCO2の削減効果のあるニットビジネスシャツ素材の展開により、「省エネルギー」素材を拡大します。また、2013年度に学校体操着や作業服に採用された部分植物由来ポリエステル繊維エコディア®PETを中心に、「バイオマス由来」素材の更なる用途拡大、拡販を進めます。  これらの課題を積極的に推進し、当社は“プロジェクト AP-G 2016”の最終年度にあたる2016年度の繊維グリーンイノベーション事業の販売目標1,900億円を目指します。  東レは、長期経営ビジョン“AP-Growth TORAY 2020”に基づき、地球環境問題や資源・エネルギー問題に対するソリューションを提供する製品・技術の開発に取り組んでいます。また、中期経営課題“プロジェクトAP-G 2016”で掲げる「グリーンイノベーション事業拡大(GR)プロジェクト」では、当社はバイオマス由来ポリマー素材・製品であるエコディア®の拡販及び省エネルギー素材の拡大などに引き続き取り組んでいます。当社は、今後も新しい先端素材の研究・開発を通じて持続可能な低炭素社会の実現に貢献し続ける所存です。

エコディア®PETが採用されたミドリ安全(株)の作業服

エコディア®PETが採用されたミドリ安全(株)の作業服

<参考>


1.東レにおける「グリーンイノベーション製品」の定義

 原材料から、製造、使用、廃棄にわたる製品のライフサイクル全体において、地球環境問題や資源・エネルギー問題の解決に直接的又は間接的に貢献する以下の9項目
(*)のうち、そのどれかを達成するか、または達成のために重要な役割を果たす製品。
(*)
地球環境問題や資源・エネルギー問題の解決に貢献する項目区分(9項目)
  ①省エネルギー(GHG(温室効果ガス)削減に限定)、②新エネルギー、③バイオマス由来、④水処理
  ⑤空気浄化、⑥環境低負荷(GHG以外の環境負荷)、⑦リサイクル、⑧プロセス革新、⑨その他

2.東レの繊維GR製品の例
(1)省エネルギー:
  暖か素材、清涼素材
(2)新エネルギー:
  ハイブリッド車及び電気自動車モーター用PPS結束糸
(3)バイオマス由来:
  バイオベースポリエステル、バイオベースナイロン、3GT繊維、PLA繊維、熱可塑性セルロース繊維
(4)水処理:
  RO膜基材用不織布
(5)空気浄化:
  バグフィルター用PPS繊維、エアフィルター用不織布
(6)環境低負荷:
  低ハロゲン・非ハロゲン系素材、環境配慮撥水素材
(7)リサイクル:
  PETリサイクル(ケミカル、マテリアル)、ナイロン6ケミカルリサイクル


以上