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09/26/2014

No.0107 バイオマスの糖分析および脂質分析

バイオマスの糖分析

バイオマスの中でも最も活用が期待されている木質系材料にはセルロース、ヘミセルロースなどの多糖、リグニン、樹脂及び灰分などが含まれているが、バイオマスとして熱化学的変換(燃料として利用)、生化学的変換(バイオエタノール、バイオガスの生産)や、各種素材への利用を行なうにあたりその組成を解析することは重要である。また、セルロース、ヘミセルロースなどはメチル化分析やNMR測定などで構造解析も可能である。ここでは、木質系材料からセルロース画分を回収し、糖組成分析を実施した例を示す。

バイオマスの糖分析

バイオマスの脂質分析

植物材料(特に種子)に含まれる脂質はバイオディーゼルとして各種燃料への利用が期待されている。 分析例:植物種子(トウモロコシ, ヒマワリ)中脂質の分析

図2 GC法による種子試料中総脂肪酸の組成分析

図2 GC法による種子試料中総脂肪酸の組成分析

トウモロコシとヒマワリではオレイン酸(C18:1)とリノール酸(C18:2)の含量比が大きく異なっていることが分かった。 種子中脂質には主としてトリグリセリドなどの中性脂質が多量に含まれているが固相抽出法による分離によって中性脂質と極性脂質を分離した後,TLC分析を実施することによって脂質成分としては少量成分であるPhosphatidylcholine(PC)Phosphatidylethanolamine(PE)などのリン脂質を分離,検出することが可能であった

図3 TLC法による種子試料中リン脂質の分析

図3 TLC法による種子試料中リン脂質の分析

バイオマス材料に関する脂質分析メニューの例
TLCによる各脂質種の含量の解析(中性脂質,リン脂質など)
GC,GC/MSによる脂肪酸組成分析(TLC,固相抽出等の分離手段を組み合わせることで脂質種別の脂肪酸組成も測定可能.またGC/MSを用いて不飽和結合位置,cis/trans異性体の解析を行なうことも可能)
LC/MS(/MS)による脂質分子種の解析など


分析機能と原理


カテゴリー

電池

分類

原子力・新エネルギー