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07/16/2019

No.0375 新規サブミクロン赤外分光による微小部組成分析

光熱変換を利用した新規装置(O-PTIR)では、サブミクロンの空間分解能、かつ、非接触での赤外分析が可能となる。これにより、基板上異物や複合材料、含水試料の測定など従来の赤外分析では困難であった材料、空間分解能での組成分析が可能となる。

光熱変換分光法:O-PTIR (Optical Photothermal IR Spectroscopy)

◇O-PTIRの特徴

・ サブミクロン(約500nm)の空間分解能で赤外吸収スペクトル測定やスペクトルイメージングが可能
・ FT-IRと同様のスペクトルを取得可能
・ 反射測定のため試料と非接触で測定可能であり、薄片化などの高度な前処理が不要
◎ μm~nmオーダの赤外分析に対応可能


◇O-PTIRの適用範囲

・ 高分子材料一般(工業材料、実装材料、医療材料など)
・ 生体試料(毛髪、皮膚、組織など)
・ 薬剤、医薬品
・ 異物

◇得られる情報
・ 組成とその分布 (積層フィルム、異物、浸透・拡散・相溶)
・ 反応分布 (劣化(構造変)、接着(硬化度))

◇Raman分光器も設置しており、IR+Ramanの同時測定が可能。
サブμmの空間分解能で官能基(有機、無機)・構造情報を取得できる。(国内初導入)
◇測定対象物が赤外光を吸収し、試料および周辺媒体が膨張
◇同軸で入射されたプローブ光(可視光:532nm)の散乱強度
 変化を検出して赤外スペクトルを取得

適用事例紹介

液晶ディスプレイパネル上の付着異物分析
      ◎サンプリングせずに数μm程度の異物の組成分析が可能

ポリイミドフィルムの厚み方向の加水分解評価
      ◎サブμmの空間分解能で組成変化を検出することが可能


カテゴリー

自動車, IT機器, 材料・素材, 半導体・実装, ライフイノベーション

分類

液晶ディスプレイ, 高分子材料, 有機材料・化成品, 電子・機能性材料, 複合材料, ナノ材料, 実装・パッケージング